30年前の1689年春に隅田川にかかる千住大橋の畔から松尾芭蕉と曾良の二人は奥州へ旅立った。
白河の関を超えて、仙台に到着したのは5月4日であった。その日を記念して、芭蕉と同じ47歳の私は
徒歩旅行を始めた。
その日から、同じコースを同じ日程で奥の細道の東北ヴァージョンを歩き出した。新庄ではトラクターに
乗った農夫から声をかけられ、よく見たら当時の新庄営業所の所長であった渡辺さんであったり、
酒田では食事をしようと思い食堂に入ったら、酒田営業所の白鳥さんにあったり、月山山頂では芭蕉と
同じく寒くて寝れなかったりと、とても楽しい徒歩旅行であった。その後は日本ウォーキング協会に入会を
勧められ、休日にはいろいろな大会に出て、ウォーキングにのめり込んでいった。まもなく地球一周4万
キロに達するので、完歩を目標にしている。
引退してからはもう一度学びなおそうと放送大学に入学し、心理学を学んでいる。50年前の現役の
大学時代よりも今のほうが熱心に学んでいるかもしれない。今は修士に属していて、次は三和で仕事と
していた営業職についての論文を書きつつある。このテーマでの先行研究はほとんどなく、自分で調べて
書かなければならない。これもまた楽しいことである。研究方法は現役とOBの営業マンと私が現役の時
にお付き合いをしていた顧客のうち、今でも付き合っている人達との3つのグループにアンケート調査に
協力してもらい、そのアンケートを心理学的に見て、営業は人生にどのような影響を与えるのか?
この人は営業職に適しているか? 現役とOBとの考えはどう違うか? 顧客から見た望ましい営業は?
顧客の要望に応える営業と応えない営業の成績の差の検定などを検証して論文を作成したいと考えている
この頃です。
このアンケートは私が現役の頃、考えていた事をベースにアンケートを作成しているので、アンケートを
集計したら、自分の考えが正しかったかどうかが検証できるはずである。
何卒ご協力の程よろしくお願いいたします。
ところで私は上記のように非常に元気にしていますが、皆様はご健勝でしょうか。たまにかっての
同僚の訃報に接すると、まだ亡くなるのは早いのではないかと悲しくなります。
皆様はいつまでも元気でお達者でいてください。
斉藤 洋
大学ゼミの仲間とのコンパ
総会で研究員と
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